岩崎さん短編小説『太陽』が「ひなた短編文学賞」でダブル受賞

 

 国際文化学部日本文化学科2年の岩崎舞さん(福岡講倫館高校)の書いた短編小説『太陽』(ペンネーム:立花伊織)が「ひなた短編文学賞」で佳作とティーン賞をダブル受賞しました。

 本文学賞は衣料品のリメイク・リフォーム事業を行う「ひなた工房」が今年初めて開催したものです。

 同社が工房を構える福島県双葉町は東日本大震災の被災地でもあり、「再生する町」と同社事業の「衣料品再生」を重ね『生まれ変わる』をテーマに作品を募集。全国から817編の応募がありました。

 受賞作は、一人の女性が愛する人を失った悲しみから未来に向けて前を向こうとするフィクション小説です。亡くなった彼との思い出のビーチボールから生前彼が吹き込んだ息が抜けていく描写などで、未来に向かっていく主人公の感情の変化を表現しています。

 岩崎さんは「高校時代だから書き物が好きで、家族愛などをテーマに作品を書いてきました。今回のテーマ『生まれ変わる』とはどういうことなのかさまざまなアイデアを巡らせながらストーリーを組み立てました。コンクールへの応募は今回が初めて。人に作品を読んでもらうことも初めてで少し恥ずかしいという思いもありましたが受賞を知った際は驚きと共にとても嬉しかったです。私自身もこの小説を書きながら『前を向く際に必要なのは結局は自分の意志』ということに気付きました。それが小説を通して読み手に伝わるといいなと思います」と話します。

 作品はコチラからお読みいただけます。

【国際文化学部】

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