9月20日(土)と21日(日)の2日間、中国の山東大学にて開催された国際シンポジウムとフォーラムで、国際文化学部日本文化学科酒井順一郎教授が講演を行いました。
【講演概要】
■9月20日(土)「第4回多文化研究と学際教育国際シンポジウム」(会場:山東大学済南キャンパス)
講演テーマ「外国人日本留学生のキャリア志向と日本企業のニーズの乖離に対応するキャリア教育―言語・文化・環境の側面から―」
■9月21日(日)「山東大学東アジア文学交流フォーラム」(会場:山東大学青島キャンパス)
講演テーマ「中国人留学生と日本社会の交錯と相互影響―過去・現在・未来―」
シンポジウムでの講演では、日本における外国人留学生のキャリア志向と、日本企業が求める高い日本語能力や文化適応力との間に存在する現状のギャップを明らかにしました。この課題に対応するため、言語、文化、環境の多角的な側面から、大学におけるキャリア教育のあり方について論じました。
また、フォーラムでの講演は、外交折衝による初の中国人日本留学生の誕生から130年となる2026年という節目を見据え、日中両国の経済・社会の変化と留学生政策の変遷を軸に、中国人留学生と日本社会との複雑な相互影響を歴史的に振り返り、未来の日中関係における日本留学のあり方を聴衆と共に考察しました。
【日本文化学科】