REAL JAPAN PROJECT 活動・成果報告会を実施

 7月13日(土)、国際文化学部日本文化学科酒井順一郎教授のゼミナールが取り組む「REAL JAPAN PROJECT」の活動・成果報告会を行いました。本プロジェクトは、異文化との懸け橋となる人材となることを目的に、学生が主体となり海外大学との交流を通じて、 “REALな日本(言語や文化)”を伝える活動や、各種シンポジウムの企画・運営などを行っています。

 まず、5月に実施した釜山外国語大学訪問での活動報告が行われました。5月22日(水)からの4日間、同プロジェクトの参加学生14名は、韓国の釜山外国語大学にて日本語を学ぶ現地の学生と共に、研究発表と文化交流を実施しました。研究発表では「若者の自殺問題」や「少子化」、「労働環境問題」など日韓に共通する社会課題をそれぞれの目線で発表。報告会で登壇した同学科2年の平田翼さん(唐津西高校)と大山素子さん(九州産業大学付属九州産業高校)は「発表後もテーマについて討論を重ね、同じ社会課題でもその背景にある原因が違うことに気付きました。文化交流を含め、今回の経験を通して異文化コミュニケーターとして新たな一歩を踏み出せたように思います」と述べました。

 続いて、「国際交流基金日本語パートナーズ」の制度に採用され、カンボジアとインドネシアに渡航した学生2名が同活動内容を紹介。同学科3年の岩隈愛依さん(新宮高校)はカンボジア、中野愛美さん(八幡南高校)はインドネシアに約1週間滞在し(2024年春)日本語パートナーズとして、現地の教育施設で日本語授業のアシスタントや日本文化の紹介などを行いました。

 岩隈さんは「言葉の壁で苦労したこともありましたが、いろいろ試しながら交流しました。異文化に触れる中でさまざまな発見があり、自分の目で世界を見ること、たくさんの人と出会うことの重要性を再認識しました。皆さんも大学在学中に積極的に海外へ飛び出してみてください」と参加者にアドバイス。

 中野さんは「現地の日本語教育法が日本とどう違うかを観察し、今後の学びに生かそうという目標を持って参加しました。両国の教育方法の違いに驚いたとともに、日本を知ってもらうことが日本語学習のきっかけになるのではと感じました。今回のたくさんの人と交流し、これからの時代『いつでも、どこでも、だれとでも生きていける人材』であることが大事ということを実感しました」と話しました。

【日本文化学科】

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