
8月4日(火)、住居・インテリア学科の家具空間デザインスタジオに所属する3年生4人が、KSUプロジェクト型教育「地域文化と成形合板が生む家具デザイン研究プロジェクト」の一環として、株式会社天童木工(山形県天童市)の工場とショールームを訪問しました。
学生たちは、代表取締役社長の森山氏や営業企画部長の後藤氏らから、同社の歩みや事業内容、家具づくりへの考え方について説明を受けた後、製造現場を見学しました。工場では、インダストリアルデザイナー柳宗理氏による代表作「バタフライスツール」の製作工程を間近で見学。約1ミリメートルまで薄くしたブナ材を積層し、高周波プレスによって曲面へ加工する工程などに触れ、成形合板ならではの技術や素材特性への理解を深めました。また、造作家具の製作や塗装、検品の工程も見学し、一つひとつの製品を支える高い技術力と品質管理の重要性を学びました。
工場訪問後はショールームに移動し、同社が手掛ける家具や製品を体験。実際に座り心地や素材感を確かめながら、成形合板による多様な表現やデザインの可能性を体感しました。さらに、家具分野だけでなく、自動車や鉄道車両の内装などにも活用されている同社の技術について理解を深めました。
本プロジェクトでは、薄さと強度を兼ね備え、自由度の高い造形表現を可能にする成形合板をテーマに研究を進めています。学生たちは今回の天童木工訪問に加え、山形県・宮城県内の建築作品も巡りながら、地域文化とデザインの関係性について理解を深めました。
今後は、現地で得た知見を生かしてオリジナル家具の企画・設計に取り組みます。9月以降は製作図や模型の作成を進め、2026年12月から2027年1月頃にかけて、天童木工の皆さまへの提案発表を予定しています。企業との協働を通じて、デザイン提案力や表現力を磨くとともに、実践的なものづくりを支える創造力の育成につなげていきます。

【住居・インテリア学科】



