福智町で木造住宅再生プロジェクト家具設置のお披露目!

 2月14日(土)、髙津利依氏邸(田川郡福智町)にて、建築都市工学部住居・インテリア学科家具空間デザインスタジオ近藤岳志講師研究室)の学生5名が取り組む「福智町の木造住宅再生プロジェクト」の家具設置お披露目会を開催しました。

 同プロジェクトは、福智町と連携し、古い木造住宅に学生視点によるリノベーションを提案・施工するもので、今回は同町在住のCGアートやイラストを手掛けるアーティスト髙津利依氏の木造住宅に、7月25日(金)に提案したギャラリー受付カウンター、カフェカウンターから、さらに要望を取り入れた家具デザインのプロセスを発表・紹介しました。

 まずは、ギャラリー受付カウンターを紹介。収納は、ほとんどを可動棚とし、さまざまなサイズの封筒や梱包用紙に対応できるように、棚の高さを自由に調整できる構造としました。また、カウンター前面には有孔ボードを使用し、利用者自身が金物部材を使って自由に装飾でき、玄関から入った際に目を引く仕様で、来訪者を惹きつけるデザインとなっています。

 続いて紹介したカフェカウンターは、4つの家具の高さを全て揃えることで作業しやすい設計としています。可動棚部分に大きなものを収納するなど、臨機応変に対応できます。また、家具の質感を左右する塗装工程に注力し、木材特有の色ムラが出ないように、事前の下地処理から塗料の塗り広げ方まで細心の注意を払いました。

 当日参加した地域住民は、実際の家具に触れデザインや機能に関心を寄せていました。高津氏は「私が親から受け継いだこの場所をまた新たな目線で見直せて、人が出入りする場所につなげられた事がいいなと感じました。これからもそんな場所づくりをしたいと考えますし、この家具を生かしていけるようにしたいと思います。これからも大学生が、この町と、また別の場所でも繋がりを持って活動される事を願っています」と話しました。

 同学科3年の⽊野梨沙さん(熊本北高校)は「実際に設置された家具を見て、想像していた以上に空間に馴染んでおり、大きな達成感を得ました。今回のお披露目会を通して、多くのお褒めの言葉をいただけたことがとても嬉しかったです。また、自分が工夫した点について『ここまで考えられている』と驚き、感激してくださる姿が印象的でした」と話し、川上紗弥さん( 筑紫中央高校)は「まず制作に関わってくれた先生や他の学生たちに感謝を伝えたいと思います。カフェカウンターは工数が多かったこともあって一人では絶対に完成出来なかったのと、製作途中も完成する兆しが全く見えず不安な状態が続いていたので安堵する気持ちの方が大きかったです」と感想を述べました。

 プロジェクトを担当した近藤講師は「お披露目会では、多くの方からご意見を頂き、担当学生も自信を持てたのではないかと思います。この家具づくりは、大学と福智町のつながりとして、最初のきっかけにすぎません。今後は別のプロジェクトも含め、学生が継続的に関われるよう行政とも連携しながら活動を続けたいと思います」と活動を振り返りました。

【住居・インテリア学科】

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