「第15回学生インテリアデザインコンテスト」最優秀賞受賞!

 

 工学部住居・インテリア設計学科4年の松井一暁さん(鳥栖高校)の卒業設計「祖母のための安楽椅子」が、「第15回学生インテリアデザインコンテスト」で最優秀賞を受賞しました。
 
 受賞作は、一緒に暮らす祖母のために考案したブナ材の普段使いの椅子で、曲がった背中に負担を掛けない背もたれや、弱った筋力でも楽に立ち上がることができる肘掛けの高さなどに工夫を凝らしています。
 
 左右の肘掛けは背もたれの後ろで“コ”の字状につないだ一体構造で、手すりとして利用できるように配慮されています。

 また、和室で過ごす祖母のために、脚には「畳ずり」を付け、手すりを押して簡単に移動できるようにしました。

 審査員からは、「肘掛けと手すりが“コの字”で一体となっており、非常に独創的」と評価されました。
 
 松井さんは、「老人ホームでのヒアリングや、椅子メーカーや家具店で高齢者用椅子の測定などを実施しました。また、立ち上がりやすい肘掛けの位置など、祖母に協力してもらいながら、何度も実験を繰り返しました。初めての応募で最優秀賞を受賞することができ、本当にうれしいです」と喜びを語りました。

【建築都市工学部】

 

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