7月10日(水)、経済学部と商学部の合同講義「金融機関論」(担当:下田真也准教授、根本篤司専任講師)を受講する学生が、西日本シティ銀行の役職員3名に向けて、「金利上昇期における地方銀行の役割」をテーマにプレゼンテーションを行いました。
本講義は、西日本フィナンシャルホールディングスのグループ会社の役職員を講師に迎えて、実践的な金融教育を実施するもので、4月から学生は金融知識の修得と金融業界におけるキャリア形成について理解を深めました。
最終日のプレゼンテーションは8つのグループに分かれて発表。地域住民向けの金融知識セミナーの開催や資産運用の相談窓口の拡充、子育て世代に対する商品開発など、それぞれの切り口で地方銀行の役割を提案しました。発表後は表彰式が行われ、取引先の事業計画に寄り添った伴走型支援を提案した商学部Hグループが優勝しました。
西日本シティ銀行執行役員地域振興本部副本部長の大津智彦氏は「大変レベルの高い発表だったと思います。経済学部、商学部の皆さんには銀行に限らず、金融全般に関心をもっていただきたいと思います」と語りました。
授業後のアンケートでは、「自分の想像を超える範囲をカバーしている銀行サービスの柔軟さに驚かされた」(経済学部4年・中山虎士〔福岡常葉高校〕)、「AIによって融資の効率化が図られている中でも、やはり融資を受けるその人自身が最終的な判断材料になるのだと思った」(経済学部3年・柳遊太〔防府高校〕)、「今まで知らなかった銀行内の業務内容であったり、キャリアステップの流れであったり、自分の将来を考える機会となった」(商学部3年・嶋田絃人〔八代高校〕)、「役職員の皆さんから貴重な意見を聞くことができたので、とても良い経験になりました」(商学部2年・橋口桃夏〔早鞆高校〕)などの感想が寄せられました。
【経済学部・商学部】