杖立温泉の新名物として「恋のぼりラムネ」をデザインしました

  

 令和2年7月豪雨の被害と新型コロナウイルス感染症による観光客の減少に見舞われている杖立温泉(熊本県阿蘇郡小国町)の復興支援として、芸術学部ソーシャルデザイン学科伊藤敬生教授研究室がデザインした新しいおみやげ「恋のぼりラムネ」がお目見えしました。

 4月23日(土)・24日(日)には同地の郷土文具店「ユニイリテ」で販売開始記念のお絵描きワークショップを開催し、参加した親子連れなど約200人が、家族の似顔絵など思い思いの絵を描いたラベルのラムネを手に、開催中の「鯉のぼり祭り」を楽しみました。

 この新しいおみやげは、同研究室が展開する「ラムネの涙プロジェクト」が杖立温泉旅館組合の“観光客の消費増加につながる新たなおみやげを”というニーズに応えて考案したもので、杖立川に3,000匹以上の鯉のぼりが飾られる同地発祥の「鯉のぼり祭り」にちなんで、鯉のぼりの図柄のボトルシールをデザイン。杖立橋のたもとにある、“恋が成就する”という「恋地蔵尊」にあやかって、「恋のぼりラムネ」と命名しました。ラベルシールは、学生たちが杖立温泉旅館組合の方々や地元のお年寄りと一緒に手貼りし、みんなで新しいおみやげを仕上げました。

 プロジェクトメンバーでワークショップに参加した同学科3年の水野里菜さん(筑紫女学園高校)は「“モノ”だけではなく“思い出”まで持って帰ってもらいたいと、記憶に残る杖立温泉のおみやげを目指しました」、森美咲さん(鳳凰高校)は「情緒ある景色に加え、オープンで温かな地元の方々との触れ合いを通して、より深く杖立温泉の魅力を感じることができました」と語りました。

 「恋のぼりラムネ」は、税込300円で同組合加盟の旅館などで販売中です。
 
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【芸術学部】 

 

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