「柿右衛門様式窯」で74回目の窯開き

 7月15日(水)、本学柿右衛門様式窯で通算74回目の窯開きを行い、芸術学部生活環境デザイン学科の学生作品など、約500点を窯から取り出しました。今回は、6月7日(日)に本学で開催した公開講座「はじめての陶芸体験教室」に参加した地域の方々の作品も含まれています。

 芸術学部生活環境デザイン学科髙森誠司教授指導の元、7月8日(水)から9日(木)にかけて、約20時間、最高温度が1,200度に達する窯を学生が夜通し交代で薪を燃やし続けました。

 窯焚きから6日後の7月15日(水)、余熱が残る中、窯から取り出した作品は、大皿や壺、湯飲みに加えてユニークな作品も多く含まれており、学生たちは、焼き上がりを確かめ合っていました。

 窯開きには、体験教室に参加した地域の方も見学に訪れ「自分の手で作った作品が、どんな形になっているのか気になり見学に来ました。初の陶芸体験は、先生と学生さんに丁寧に教えていただき、とても良い時間になりました」などの感想が寄せられ、学生が見学者に対して、窯の仕組みや作品について熱心に説明する場面も見られました。

 本学では、子どもから高齢者に至るまで幅広い年齢層の方々を対象に、大学の教育・研究等の知的財産を社会に還元するため、年間さまざまな公開講座を開講しています。どなたでもご参加いただけますので、お気軽にお申込みください。

本学柿右衛門様式窯は、2000年10月に有田焼の陶芸家で人間国宝の故・十四代酒井田柿右衛門氏が「芸術を志す若者たちに伝統工芸の奥深さを直に感じてもらいたい」との思いから設計し、専門の職人が築窯したもので、門外不出とされてきた柿右衛門窯の薪窯を踏襲した、登り窯と単窯の機能を併せ持つ薪窯です。この窯は、2026年1月に十五代酒井田柿右衛門氏の設計による新たな柿右衛門窯薪窯(佐賀県西松浦郡有田町)が完成したことにより、改修前の伝統的な柿右衛門窯薪窯の構造を今に伝える世界で唯一の窯です。

【生活環境デザイン学科】

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