
芸術学部ソーシャルデザイン学科の学生が、アーティストのしばたみなみ氏と一般社団法人イドベタ(以下、イドベタ)※と連携し、海洋プラスチックごみや廃材をリユースしたクリスマスツリー制作プロジェクトを実施しました。 完成した2本のツリーは12月25日(木)まで天神中央公園に展示され、クリスマスアドベント会場を彩っています。
本取り組みでは、廃材漁網をリユースしたクリスマスツリー本体に、学生一人一人がピックアップした社会課題を表現したオリジナルクリスマスオーナメントを飾るものです。
学生たちは、漂流ごみなどを素材にオブジェ制作を行い環境問題をアートで伝える活動を行っているしばた氏の特別講義を受講。加えて、イドベタが実施する環境ワークショップの活動に参加するなど「海ごみ問題」について知識を深めました。その後、学生それぞれが自身が気になる社会課題を深掘り。作品を通してその課題を社会に提示することを目的に、オーナメントのデザイン企画・製作を行いました。テーマは「ファストファッションの流行による環境問題」「過剰包装」「フードロス」などさまざま。オーナメントを彩る素材も廃材を活用しています。
食料品パッケージを素材としフードロス問題を提唱するオーナメントを制作した1年の浅川ひよりさんは「フードロスは世界的に大きな問題となっていることから身近な社会課題としてテーマにしました。その中でも『美味しく食べられる』目安となる賞味期限切れにより破棄される食品に着目しデザインに反映しています。企画にあたり、身の回りのさまざまな社会課題に“気付く”ことができました。同じように、私たちの作品を見た方が、少しでも多様な社会課題について考えるきっかけにしてもらえたら嬉しいです」と話します。
ぜひ、お立ち寄りください。
※廃材アーティストと映像ディレクターが集い、海洋ごみ削減などの活動を推進する一般社団法人。


【ソーシャルデザイン学科】




