本学OB酒井航氏主宰の「DOUBLE=DOUBLE FURNITURE」を見学!

 11月10日(月)、建築都市工学部住居・インテリア学科家具空間デザインスタジオ(近藤岳志研究室)の3年生4名が、福智町の家具を主軸とした空間づくりのプロジェクトでの家具製作にむけて、福岡県糸島市に工房を構える本学卒業生酒井航氏(「DOUBLE=DOUBLE FURNITURE」主宰)のショールームと工房を訪問しました。

 自ら手を動かし、デザインから制作まで行う木工家として活躍する酒井氏。住宅からアパレル、飲食関係など幅広い分野の依頼を受けています。

 当日はまず、酒井氏自身の歩みについて講演いただきました。在学中にカナダでのワーキングホリデーを通じて語学力とコミュニケーション能力を身につけたことやアメリカの家具デザイナーであるジョージ・ナカシマの家具展示を見て、漠然と家具づくりに関わりたいと感じたことなどが語られました。長年の夢であったコンランショップでの商品取り扱いが実現し、現在では海外にも展開されるなど、大きな目標を達成できた喜びを語られる一方、そこに至るまでには多くの挫折があったことも率直に明かされました。

 学生からは、海外での経験や起業、営業方法、自信を無くした時の乗り越え方など、酒井氏のキャリアと情熱に深く踏み込む質問が多数寄せられました。

 その後、ショールームを見学。酒井氏が出がけるカトラリーやダイニングテーブルなどの作品について解説を受けました。

 最後に、学生はスプーン製作のワークショップに参加。特殊なカンナでスプーンの皿裏を削る作業を体験しました。始めから終わりまでを均等に削るという、木工職人の高い技術と難しさを肌で感じました。見学を終えたスタジオ生から「今回の訪問が、これからの人生をどう生きていくべきなのか考える良い機会となった」との感想が述べられました。

【住居・インテリア学科】

 

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