
8月5日(火)、福岡地区水道企業団が運営する海の中道奈多海水淡水化センター「まみずピア」にて、国内初となる「浸透圧発電施設運転開始式」が開催されました。式典では、芸術学部写真映像メディア学科星野浩司教授研究室と福岡地区水道企業団が連携し制作したPR動画を初披露し、来賓向けに浸透圧発電の仕組みや意義を分かりやすく紹介しました。
同研究室は1年間かけてストーリーの構成を始め、まみずピアの外観・設備の撮影や動画内で説明を行うキャラクターの3DCGや2Dアニメーション、さらに、音声や音楽の追加など、研究室の専門性を生かした多彩な表現技法を用いて映像を制作しました。
同映像でディレクションを担当した4年の寺中裕太郎さん(城東高校)は「ゼミメンバーで構成した制作チームの総指揮を担当し、業務の割り振りや編集・仕上げを行いました。進捗管理やクライアント側の要望に沿っているかなどの確認に苦労しましたが、実践的な制作を通じて広い視野を持てるようになりました。制作期間も長く、公開時は緊張しましたが、チームで目標を達成できた喜びは今後の社会人生活にも生かせる貴重な経験です」と語りました。
完成映像は約5分30秒で、浸透圧発電の技術的背景、環境への貢献などを視覚的に伝える内容となっています。
動画は以下よりご覧いただけます:
今後も星野研究室では、地域社会との連携を深めながら、社会課題をわかりやすく伝える取り組みを進め、教育・研究の成果を広く発信していく予定です。


【写真・映像メディア学科/産学共創・研究推進本部】




