3月30日(日)、西鉄甘木線金島駅前広場(久留米市)で開催された「第3回金島桜まつり」で、生命科学部の学生を中心とするサークル食品開発研究会が、開発した「コーン塩キャラメル」と「ビーツチョコ」を販売しました。
「コーン塩キャラメル」は、株式会社酒見農産(久留米市)から依頼を受け、余剰スィートコーンを有効活用するために開発されました。コーン本来の甘みを最大限に引き出すため、配合量や塩加減を丁寧に調整した一品です。
一方、「ビーツチョコ」は、ならはら菜園(久留米市)から、日本国内ではまだ馴染みの薄いビーツのPRを目的に加工食品の開発依頼を受けたことがきっかけで誕生しました。本学生命科学科を2025年3月に卒業した中村円さん(武岡台高校)が卒業研究として食品開発研究会と協力し完成させました。どちらも収穫体験など生産現場を知ることから始まり、数パターンの試作品を依頼企業へプレゼンし改良を重ねました。
ブース販売では、学生自身が商品の説明に加え、開発の背景や研究会の活動、さらにはフードロス問題についても積極的に発信しました。その結果、両商品ともに見事完売しました。
同研究会の岩崎桃菜さん(生命科学科3年/古賀竟成館高校)は「自分たちで開発した商品だからこそ、お客様に細かく説明することができ、完売したときは本当に感動しました。試食で『美味しい』という反応をいただけた際、商品開発の喜びと達成感を強く感じました得ました。この貴重な経験を生かし、今後も食品開発や商品化に積極的に取り組んでいきたいです」と、喜びと今後の抱負を語りました。
各商品は今後、岩田屋久留米店で期間限定にて販売される予定です。
【生命科学科】