11月30日(土)、都市デザイン工学科の2年次科目「まちづくり学演習(担当教員:山下三平教授、新田裕司氏、森脇亨氏)」の実地演習で、学生約60名が門司港地区のリノベーション建築を見学しました。
今回の見学は、地域の歴史や現状を調査・整理し、まちづくりの将来像の提案を目的に実施しました。
門司港駅周辺の海側地区は観光スポットとして多くの方が訪れるエリアですが、国道3号線を挟んだ山側エリアは、終戦直後に建設された建造物が多く、さらに居住者の高齢化が進んでいることから、同エリアの活性化が課題となっています。
今回は古い建物をDIYリノベーションし、街の活性化に向けた取り組みで活躍している有限会社吉浦ビル代表取締役の吉浦隆紀氏が、3つのリノベーション建物を紹介。元郵便局ビルを起業サポート付きコレクティブハウス型賃貸住宅にリノベーションした「POSTO&Co.」、元遊郭がゲストハウスとなった「PORTO」、福岡県下で最古クラスの団地を自由にDIYできる「門司港団地」を周辺地区を含め見学しました。
見学後、学生たちはグループに分かれて現地踏査のまとめを行い、課題図を作成しました。授業では引き続き、学生視点での課題に基づいた将来計画を作成していきます。
【都市デザイン工学科】