災害発生時の「課題解決力」を身につけるダンボールで学ぶ防災トレーニングを開催

 11月23日(土)、24日(日)に本学にて、小学生対象の『ダンボールで学ぶ防災トレーニング』を開催し、地域の小学生約40名が参加しました。

 本イベントは、避難所を想定した大学内で、子どもたちが自ら考え、段ボールを使って工作することで、防災トレーニングの4つの工程(①目的の設定②目的達成の手順を考える③行動する④検証する)を体験し、防災能力を高めることを目的としています。

 ワークショップではまず、防災士でもある造形短期大学部の古川隆邦非常勤講師から防災についての基礎知識を学びました。その後、災害発生により避難所への避難が必要になった設定で、4~5名のグループに分かれ作業をスタート。避難生活内に、あれば便利な椅子やベッド、コップなどを、避難所でも手に入りやすいダンボールを素材に、造形短期大学部森下慎也准教授や学生からアドバイスを受けながら制作。初対面同士が協力しアイデアを出し合いながら取り組み、災害時に必要とされるチームワークを実践しました。

 近年、気候変動などの影響で自然災害が多発する中で、突発的な災害発生時には、慣れない避難所で大人に限らず子どもも「どう動くべきか」考える力が必要とされています。

 同イベントに参加した子どもは「本当に避難することになったときは、今日作ったものを周りのみんなにも教えてあげたい」と話し、保護者は「実際に完成したものを見て、身近なダンボールの活用方法がわかりました。工作を通じて子どもも学びの多い時間を過ごせました」と感想を話しました。

【造形短期大学部】

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