「TURNER AWARD 2021」未来賞受賞!

  

 造形短期大学部造形芸術学科2年の山口知咲さん(佐賀北高校)が、「TURNER AWARD 2021」で未来賞を受賞しました。

 ターナー色彩株式会社が主催する「TURNER AWARD」は、“若い学生アーティストの第一歩”を応援する公募展で、今年で32回目です。

 大賞に次ぐ未来賞に選ばれた作品「深夜2時少女の嘆き」は、現代を生きる少女をテーマにした縦116.7cm×横91cmのミクストメディアで、アクリル絵の具のほか、人形や毛糸など用いて、孤独の深淵に佇みながらも今を強く生きようとする少女を鮮やかな色彩で表現しています。
 
 審査員からは、「ショッキングピンクのオブジェ作品からは、理屈抜きで“生きる力”をもらいました。既視感を払拭し、いかにオリジナリティーを極めていくか、これからが楽しみです」と評価されました。

 山口さんは、「より粘り気のある質感を出すためにティッシュをボンドで貼り付けるなど、試行錯誤を重ねました。制作を通して自分の弱さや依存心が浄化され、自分自身のために強く生きようと改めて感じました。今後はショッキングピンク以外の色彩にも挑戦するとともに、より広い空間を作品化するインスタレーションにもチャレンジしたいです」と語りました。

 また、生まれ落ちる人間の生を表現した、芸術学部芸術表現学科3年の堀江紗弥さん(佐世保商業高校)のミクストメディア作品「胚珠」も入選を果たしました。

【造形短期大学部・芸術学部】  

 

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