福岡女子大学との合同サマースクールを開催しました

 8月26日(木)~31日(火)、福岡女子大学の学生と共に学ぶ合同サマースクールを実施しました。

 昨夏に続く2回目の今年は、「生活者の視点から九州・福岡の様々な環境問題を考える」をテーマに4日間のオンラインを中心とした講義に、両大学の学生38人が受講しました。

 講義は、大気汚染や再生可能エネルギーなど様々な視点から環境問題について考えるもので、最終日には、市民団体「和白干潟を守る会」の山本廣子代表がゲストスピーカーとして登壇。「和白干潟は昔は海水浴場であり、泳げる海でした。きれいで生き物も多い海という本来の姿を取り戻したいという思いで、30年間活動を続けています」と語り、同会の取り組みを紹介しました。

 講演の後、地域共創学部地域づくり学科宗像優教授が「海洋ごみ問題の現状と課題」について講義を行い、「海洋ごみの多くは、国内の山や川、海につながる水の流れを通して海岸に漂着しています。ごみを拾うという対応策では間に合わず、発生を抑制するためには啓発や環境教育が重要ではないでしょうか」と学生に問い掛けました。

 受講した地域共創学部地域づくり学科2年の山口周真さん(熊本県立第二高校)は「知らないことが多く、学びを得た4日間でした。昨年、海岸清掃に参加したのですが、アオサの量が多くて驚きました。環境に配慮した様々な取り組みがもっと広がるように、積極的にできることを探して参加していきたいです」と話しました。

 【地域共創学部・建築都市工学部・芸術学部】

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