スタンフォード大学SPICEとの連携教育プログラム「Stanford e-KyuSan-U」の閉講式を行いました

 12月5日(火)、2号館1階グローバルプラザにてスタンフォード大学SPICE※との連携教育プログラム「Stanford e-KyuSan-U」の閉講式を実施しました。

 「グローバル・リーダーシップ・プログラム(GLP)」に組み込まれた本プログラムは、今年4月に開講し、スタンフォード大学SPICE担当講師や九州・福岡にゆかりのあるゲストスピーカーが、「多様性(Diversity)」「持続可能性(Sustainability)」「起業家精神(Entrepreneurship)」の3つのテーマについて、英語でのオンライン授業を展開してきました。受講を通して学生は多様な価値観や考え方に触れ、国際関係やグローバルイシューへの理解を深め、10月にプログラムの集大成である最終プレゼンテーションを行いました。

 閉講式では、受講者一人ひとりに修了証が授与され、学生は一言ずつプログラムでの学びについて振り返りました。

 併せて、成績優秀者として国際文化学部国際文化学科3年の田中心さん(九州産業大学付属九州産業高校)と理工学部情報科学科3年の金原瑞紀さん(筑紫女学園高校)が表彰されました。二人は来年2月に米国シリコンバレーで開催されるVIA主催の「社会イノベーション短期研修(ESI)」に派遣されます。

 田中さんは「受講を通し、自分の意見をシェアしたり、発表し仲間とディスカッションしたりすることがとても楽しかったです。ESIでもベストを尽くしたい」と意気込みを語り、金原さんは「このプログラムではロジカルシンキングを鍛え、社会課題にアプローチすることができました」と述べました。

 閉講式にオンラインで参加したSPICEディレクターのGary Mukai氏は「これから学びを追求しキャリアを積み重ねていく中で二つのことを心に留めておいてほしい。一つは、見聞きしたことに対し『他の視点から見るとどういった見方ができるのだろう』といつも自分に問いかけること。多様な意見はどれも重要であることを覚えておいてほしい。二つ目は相手の気持ちや意見に共感することの重要性。たとえ相手が自分と違う意見でも、なぜ相手はそう考えるのか理解しようとする姿勢を忘れないでいてほしい」と話しました。

※1 SPICE(Stanford Program on International and Cross-Cultural Education):初等教育から高等教育までのカリキュラム開発や教員の専門性開発、遠隔学習コースの開発を行っているスタンフォード大学の部局

 【グローバル・リーダーシップ・プログラム】

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