感染症流行下での避難所の運営について訓練を実施しました

 11月15日(日)、近隣の自治協議会と合同で「大楠アリーナ2020」において、感染症対策に留意した避難所運営の訓練を実施しました。

 11月11日(水)に福岡市と「災害時における施設等の利用協力に関する協定」を締結し、本学の施設が地域の避難者を一時的に収容する「臨時避難所」および「物資の二次集積拠点」として機能することになって初めてのこの日の訓練には、本学教職員や学生のほか、近隣の方々、福岡市消防局、福岡県警察、福岡みらい病院、福岡和白病院など合計約130人が参加しました。

 医師による「感染症対策のため避難所運営の留意点」の講義や看護師による「個人用防護衣の着脱訓練」の後、参加者は、避難者、受付、誘導の各班に分かれ、感染症流行下での近隣住民の受け入れと避難所への誘導、感染者の隔離などの手順を確認しました。

 今春完成した「大楠アリーナ2020」は災害時に地域の方々の避難場所として利用されることを想定して設計しており、感染症対策で一人当たり4㎡を確保した場合、約500人の避難者を収容できます(通常時は約4,000人)。また、毛布や水などを備蓄するほか、非常時に簡易トイレとなる「マンホールトイレ」や炊き出しのための「かまどベンチ」などを設置しています。

 参加した地域の方は、「近くにこんな立派な避難所があると本当に安心」と、マンホールトイレやかまどベンチなどの施設を見学しながら口々に感想を述べていました。

 プレスリリース抜粋「災害時における施設等の利用協力に関する協定」の締結

 【総務部】

 

九州産業大学のトップページへ