
10月31日(金)タイ・チェンマイ大学の副教授Siriwut Buranapin氏を講師に迎え、第1回FD研修会「AI時代における教育力の強化」を開催しました。
本研修会では、教職員を対象にAIツールを授業へ効果的に組み込む方法やAI支援型学習体験の設計などについて、様々なAIツールに関する具体的な操作や設定方法など実践的な講話がありました。
同氏は各種AIツールの特徴や主要な機能などに関する解説の他、インタラクティブモードでAIとの会話を実演。その他、言語、プライバシーの設定方法や試験問題の設問作成などの実践が行われ、参加者は熱心に取り組んでいました。
質疑応答では「学生たちには失敗から知見を得てほしいが、AIにより完成されたものが簡単に手に入ってしまうので、付き合い方を模索している。チェンマイ大学ではどう運用しているのか」という質問に対し、同氏は「よりよい学習体験を得るためには、AIをどのように活用していくかということと、批判的に学ぶことが大切。例えばAIが作成した画像を学生に見せて感想を出し合い、その後実際に学生に撮影させ、AIの作成した画像との違いを感じてもらう方法などが検討できる」と答えました。
参加者にとって、教育の現場で各種AIを安全に、効果的に活用していくための実践的な学びの場となりました。
【大学改革推進本部】




