「ベトナム向け筑後うどん」の新メニューの最終報告会を行いました

   

 2月22日(水)、商学部の学生が、久留米商業高校で、同校生徒と開発した「ベトナム向け筑後うどん」の新メニューの最終報告会を行いました。

 2019年に九産大ベトナム人留学生が「一吉ひとよしうどん」のホーチミン店向けのメニューを開発したことから始まったこのプロジェクトは、翌年から久留米商業高校と筑後うどん振興会が参加し、メニューの開発に加えてガイドブックの制作やデジタルスタンプラリーの実施など、筑後うどん全体を盛り上げるプロジェクトに拡大しています。

 今回、九産大の学生が発案し高校生がネーミングした「うなぎうどん」は、「ウナギ」から出る旨みと甘くコクのあるタレがだしに染み出し、“ふんわり粘りごし”の麺に絡む一品で、昨年9月に開催された「久留米焼きとり日本一フェスタ」でのテスト販売の反応をもとに改良を重ね、メニュー化したものです。筑後地方の特産品であり、ベトナムでもなじみのある「ウナギ」を使うことで、筑後うどんの活性化に加えて、「一吉うどん」のホーチミン店における筑後うどんの普及も目指しています。

 報告会に参加したベトナム航空福岡空港支店長のヴー・チャン・バック氏は「この新メニュー開発によって日本とベトナムの交流がさらに活発なれば」、筑後うどん振興会会長で「徳兵衛うどん」店主の江頭康夫氏は「若い感性によって生み出されたこの『うなぎうどん』が地元に愛される商品になってほしい」と、それぞれ話しました。

 その後、「徳兵衛うどん」で行った試食会では、熱々の「うなぎうどん」に舌鼓を打ちました。

 昨年に引き続きプロジェクトリーダーを務めた武田大和さん(九産大付属九州産業高校)は、「ありそうでなかった組み合わせの新メニューが完成しました。このメニューで筑後うどんが盛り上がるとともに、日本とベトナムの架け橋になれば」と語りました。

 この「うなぎうどん」は、6月から「一吉うどん」ホーチミン店や筑後うどん振興会加盟店舗で提供する予定です。

【商学部】

   

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