
12月13日(土)、KKRホテル博多にて「九州三菱×九産大 産学連携プロジェクト最終発表会」を開催し、商学部経営・流通学科の安熙卓教授と脇夕希子准教授のゼミナールで学ぶ3年生約40名が、10ヵ月間にわたり取り組んできた産学連携プロジェクトの成果を発表しました。
本プロジェクトは、九州三菱自動車販売株式会社、三菱自動車工業株式会社と九州産業大学が連携し、企業の採用活動における課題解決に向けた実践的な提案を学生主体で行う取り組みです。学生たちは企業から提示された4つのテーマについて提案を考え、7月に行われた中間発表を経て、今回の最終発表に臨みました。
発表テーマは以下の通りです。
・内定者とコミュニケーションを取るための効果的な手段とは何か?
・学生が魅力的に感じる内定者フォロー施策とは何か?
・内定から入社までのモチベーションを高める方法とは何か?
・就活生が最終内定先として決め手となった要因は何か?
内定者とコミュニケーションを取るための効果的な手段については、入社前のアルバイト雇用による社員との交流や採用充足率を高めるための内定者同士の交流促進を提案。内定者フォロー研修に関しては、名前を覚える工夫や手紙の送付、現場社員との交流を通じて人間関係を深める施策を提案し、企業文化への早期適応や定着率向上に寄与するアイデアも提示しました。
発表後には、コメンテーターを務めた企業側から「内定者の皆さんに企業風土や入社後のイメージを示していくことや人間関係構築をサポートしていく事の重要性を改めて感じた。内定者側が求めているフォロー内容が把握できてよかった。認識のずれが無いように、他社と違うアプローチをしていきたい」と講評が述べられました。
最後に優秀な提案を行った2チームへの表彰が行われ、九州三菱自動車販売株式会社賞を受賞した、柴田拓弥さん(光陵高校)は「前期に仮説を立てるための情報収集に苦労した分、今日の結果がとても嬉しいです」と話し、曽田祝さん(須恵高校)は「アンケートを作成する際に、求める回答が得られるような質問設定の難しさを感じました。本日のプレゼンでは、予定通り企業の方にコメントを求めながら進行する事ができホッとしています」と喜びを語りました。
今後も本学は、地域企業との連携を通じて、実践的な教育と社会貢献を推進していきます。

【商学部/産学共創・研究推進本部】




