7月26日(土)福岡証券取引所にて、商学部・船岡健太研究室の学生が北九州市立大学経済学部・久多里桐子研究室・姚智華研究室と共同で、福岡証券取引所・長理事長をはじめ市場関係者の4名※に対して、Fukuoka PRO Market市場(以下、FPM) の市場活性化に関するアイデアを提案しました。
FPMは、2024年12月16日に福岡証券取引所の本則市場、Q-Board市場に続く第三の市場として24年ぶりに開設した、プロ投資家向けの特定取引所金融商品市場です。東京証券取引所が開設する TOKYO PRO Market市場に続く二つ目の特定取引所金融商品市場であるFPMは、開設以降、新興企業9社が新規上場しています。 上場にあたり、利益額や時価総額等の数値基準および本社所在地の地域要件も設けず、全国の成長意欲の高いベンチャー企業や中小企業に対して、株式上場のゲートウェイになることを目的としています。
当日は、両校から計8チームが活性化案を提案。本学学生(5チーム)は上場企業への聞き取り調査をもとに「FPMからのステップアップ上場の増加を目指すQ-Board市場の地域要件撤廃案」や留学生チームによる「アジア企業のFPM 上場に向けた環境整備」など九州の地方証券取引所が開設したプロ市場ならではの活性化アイデアを提案しました。
提案後に審査が行われ「FPM上場に特化したIPO挑戦隊とステップアップ上場のサポート新設」を提案した九産大チームが最優秀賞を受賞しました。同チームは既存のサポートプロジェクト「九州IPO 挑戦隊」に参加し上場を果たした企業にヒアリングを実施。そこから更なるニーズを分析し、ステップアップ上場のサポート施策として講師選定やプロ投資家への広報強化案などを提案しました。
同提案会の総括として長理事長は「若いみなさんの柔軟な発想でご検討いただいた結果を、今後FPMの更なる活性化に向けた検討の参考とさせていただきます」と学生の提案を賞賛しました。
※長宣也氏 (福岡証券取引所理事長)
加來英彦氏(福岡証券取引所常務執行役営業部長)
脇本源一氏(フィリップ証券取締役常務執行役員投資銀行本部長)
天野央登氏(テクロ株式会社代表取締役)
写真下:最優秀賞受賞チーム
【商学部】