今年はトマトでお酒を作りました

 

 昨年、トマトを醸造してトマト酢を作り「満食トマトドレッシング」を開発した九産大発酵研究会が、今年はトマトをワイン酵母で発酵させた「トマトのお酒」を開発しました。

 

 昨年の商品開発の過程で行ったトマトの成分分析の結果から、「トマトからワインのようなお酒ができるのでは」と思い立った学生は、にじ農業協同組合(JAにじ・福岡県うきは市)から提供されたトマト100kgを使い、株式会社巨峰ワイン(福岡県久留米市)の協力を得て、90リットルの「トマトのお酒」に仕上げました。

 

 3月25日(日)に、JAにじの直売所「にじの耳納の里」で行ったお披露目・配布会では、始まる前から長蛇の列ができ、用意した130本は5分でなくなるという盛況ぶりでした。試飲した来場者からは、「飲んだ後でトマトの風味が広がっておいしい」という感想や、「えっ!トマトで出来てるの?」という驚きの声が出ていました。
 
 リーダーの工学部物質生命化学科3年の津山実穂さん(敬愛高校)は、「企画やラベルデザインなど、みんなで何度も話し合って、ようやく完成しました。皆さんに喜んでもらえてうれしいです」と、空になった棚を前に笑顔で話しました。
 
 発酵研究会はこれまで、6次産業化をテーマに、立花山(福岡県新宮町)ミカンの「ミカンワイン」や、古賀市特産の紫人参を使った発酵化粧品「満肌」など、地元農産物を使った商品開発を行っており、昨年開発したうきは産トマトのドレッシングは、地元の農事組合法人大春の里によって、「菜の春ドレッシング」という商品名で販売されています。


 4月からは、「食品開発研究会」と名前を変え、発酵にとどまらず、多様な食品開発を行う予定です。

 

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