
理工学部情報科学科稲永健太郎教授が、地域の公共交通をより便利で持続可能なものにする取り組みで高く評価され、注目を集めています。
国土交通省は、2023年10月1日に施行された「地域公共交通の活性化及び再生の促進に関する基本方針」に基づき、地域の関係者の連携・協働(共創)しながら、利便性・持続可能性・生産性の高い地域公共交通への「リ・デザイン」(再構築)を進めています。
同教授は、10月3日(金)に開催された、「地域交通DX推進プロジェクト」の会議に委員として参加し、2016年度から取り組んでいる、福岡における公共交通オープンデータ整備の取組み事例について報告を行いました。
さらに同教授は「便利さを高めるデジタル化」だけでなく「交通を支える人材確保」という現場の課題にも取り組んでいます。委員長を務める「福岡県地域公共交通運転手確保等実行委員会」は、運転手不足という深刻な課題に対し、福岡県内の関係機関と連携しながら実効性のある対策を進めてきました。その成果が認められ、同委員会は令和7年交通政策関係功労者等九州運輸局長表彰【交通政策関係(地域公共交通部門)】を受賞しました。
デジタル技術を活用した公共交通の利便性向上と、、人材確保による交通網維持の両面から地域交通課題に対する継続的な取り組みは、今後も多くの地域での課題解決に貢献していくことが期待されます。

【情報科学科】




