建築都市工学部住居・インテリア学科4年の松堀有希さん(自由ケ丘高校)の卒業研究「九産大内駅~新しい駅の在り方~」が、インテリアに関する優秀な成績や活動に贈られる「2024年度日本インテリア学会九州支部」支部長賞を受賞しました。
松堀さんの卒業研究(設計)は、JR九産大前駅を本学中央会館前に移設を前提とした提案です。コンセプト『新しい駅の在り方』には、「駅のリニューアル」と「新しいことへの挑戦」の二つの意味を含んでいます。ベンチの数や通路幅など、既存の課題改善に焦点を当てると同時に、前例のない大学と一体化している駅舎設計に挑戦しています。
松堀さんは、2023年度から始まったJR九州との共同研究「駅舎と地域の計画と設計の研究と教育」の一環として本研究に取り組みました。
「地域住民や学生が快適に利用できる駅の実現に向け、さまざまな視点から検討を重ねました。地域と大学の連携を強化し、九産大内駅を単なる交通拠点から人々が集い交流する「交流拠点」へと移り変える提案を考えました。本研究が、駅・大学・地域・学生とが一体となり、地域社会の活性化にも貢献するものとなれば嬉しいです」と松堀さんは話します。
九州旅客鉄道株式会社建設工事部の松﨑氏は「こういう駅を目指せばよいというアイデアがたくさん含まれていて、大変緻密な計画と将来構想でした」と講評しました。
作品は、2025年11月に、日本インテリア学会大会(会場:東京都市大学)と併催される卒業作品展に展示されます。
【住居・インテリア学科】