部屋ができる工程を学ぶ「Re:部屋プロジェクト」完遂

 

 株式会社ハウスメイトマネジメント福岡東支店と連携し、学生がリフォームの企画から設計、見積、施工管理、不動産賃貸支援までの実務に携わる家づくり教育プロジェクト「Re:部屋プロジェクト」が、今年も完了しました。

 建築都市工学部住居・インテリア学科諫見泰彦准教授の3年次科目「インターンシップ」で実施するもので、リノベーションに向けて、学生11人は9月から福岡市東区唐原のファミリー向け賃貸マンションを見学した後、2LDKの間取りにおける設計図を作成。企業へのプレゼンテーションを経て、小田くららさん(萩高校)の提案が採用されました。

 “3人家族の幸せ空間”をコンセプトとした小田さんの提案は、共働き夫婦と子どもが、個々のプライバシーを守りながら家事や仕事、遊びを充実させることのできる「幸せ空間」を提供するもので、家族とのコミュニケーションが取りやすい対面キッチンや仕事や読書など家族が自由に使える作業スペースなど、工夫を凝らしています。

 2月には壁など取り払った物件を内見し、3月14日(火)には施工途中の様子を特別に見学、3月28日(火)は学生を対象とした完成内覧が行われました。

 小田さんは、「実際に内見することで、設計図上では見えてこなかった建具の配置やドアの開閉の可否、部屋のつながりなど学ぶことができたとともに、部屋ができる工程を実際に体感できたことは貴重な経験になりました」と語りました。

 リノベーション完成後、即入居が成約し、企業担当者からは「大変素晴らしいことです」という言葉がありました。

 

 

 

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