「全国高等学校プロジェクトコンテスト」グランプリ発表

 11月4日(日)、「第1回建築都市工学部全国高等学校プロジェクトコンテスト」の最終発表会・表彰式を開催しました。エコロジカル· デモクラシー財団代表理事で東京工業大学環境· 社会理工学院の土肥真人ら9人の審査員の厳正なる審査の結果、グランプリには広島工業高校の土手 駿さんが輝きました。

 「雨水あまみずの恵みと災いに、賢く折り合いをつけるには?」という課題に対して、全国の応募48点の中から、予選を通過した16人の高校生が最終発表を行いました。

 最終発表では、自らの西日本豪雨の被災体験を生かしてサイレンの役割を果たし避難指示を伝える雨水ポールや、音の反響を利用し雨上がりの川をステージとして活用する案など、高校生らしい豊かなアイデアでグランプリを競いました。

 グランプリを受賞した土手さんの提案は、雨水であるという意識とありがたいと思う感情そのものを大切にした、肌で雨水の感触を楽しめる、手のひらサイズの浄化槽アイテム「雨巾着」で、土手さんは、「雨水と折り合いをつけるためには、“使い方ではなく価値観を変えること”が必要」と語りました。

 このコンテストは、住まい、地域、そして国土をより良くするためのアイデアを高校生と共に考えるイベントで、本学では1993年から高校生の設計技術を競う「建築設計競技」を毎年開催してきましたが、今年からアイデア部門を加え、「全国高等学校プロジェクトコンテスト」としてリニューアルしました。

 「第2回建築都市工学部プロジェクトコンテスト」の応募開始は、来年の4月を予定しています。奮ってご応募ください!

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【建築都市工学部】

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