「カイ・フランクの魅力」九産大で開催

 

 5月28日(火)、九産大で学内外183人を集め「デザインセミナー“カイ・フランクの魅力を語る”」が開催されました。

 このセミナーは、フィンランドデザインの巨匠「故 カイ・フランク」の魅力を伝えるため、教え子であるデザイナーのタウノ・タルナ氏が、国内5カ所で開催しているもので、福岡の会場として九産大が選ばれました。

 講演会では、カイ・フランク・コレクターでもあるタルナ氏が、作品を写真とともに紹介し「コップや皿としての用途だけでなく、収納した時のデザイン性まで考えられている」など、機能性かつ美しさについて紹介しました。建築都市工学部小泉隆教授がモデレーターを務めた座談会では、芸術学部栗田融教授や、造形短期大学部井上博樹准教授ら6名が加わり、生活の中でのデザインに対する、日本とフィンランドの意識の違いや、伝統的なものを現代に生かし後代に継承する重要性についてなど、さまざまなテーマで意見が交わされました。

 参加した建築都市工学部住居・インテリア学科2年生の酒匂悠花さん(宮崎西高校)は、「『“商品”ではなく“ライフスタイル”を売る時代』という話が一番印象に残りました。今後は、商品の背景にある使う人やその暮らしを想像しながら作品制作に取り組みたいと思いました」と感想を話しました。

【建築都市工学部】

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