障がい者福祉施設に学生が木造建築物(フォリー)を施工

  

 2月25日(日)、九州産業大学建築都市工学部住居・インテリア学科松野尾仁美研究室の学生が設計した木造建築物(フォリー)を、社会福祉法人福岡市身体障害者福祉協会が運営する障がい者福祉施設「ぴあすまいる西センター(福岡市西区)」の敷地内に施工しました。

 令和5年2月に、同施設の設計監理者から地域住民に親しまれるシンボルを設置したいと同研究室に相談があり、施設の新築移転に合わせ、昨年度学生が授業内で制作した木造建築物を移築することが決定。施設前面の道路側に設置することで、「木を用いた憩いの場」として地域住民から同福祉施設への関心や誰もが暮らしやすい社会(共生社会)への理解が高まることを期待しています。

 「フォリー」とは西洋の庭園などに見られる装飾用の建物で、当日は学生7名が四畳半の木造建築物を、躯体に釘や金物を使わない日本の伝統構法技術で半日かけて施工しました。

 本建築物のお披露目は、2月26日(月)に同施設の開所式で行われ、指導教員の松野尾仁美准教授と同研究室の代表学生1名に同協会の清水邦之会長と、同センター 管理者の本田希三代氏より感謝状が贈呈されました。

 清水邦之会長は「ぴあすまいる西センターの想いでもある、地域との繋がりが期待できるシンボルのような建築物です。ぜひ、利用者や近隣の方には木のぬくもりを感じてほしいです」と話しました。

【建築都市工学部住居・インテリア学科】

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