「ふじの荘205」DIYリノベーション 〜築古アパートの再生プロジェクト〜

住居・インテリア学科

■作品の概要

信濃研究室 前⽥ 宗⼀郎/宮崎 桃

 人が作ったものは、素材(物質)を選定し、加工し、接合し、取付けることでできている。セカイが視覚情報によるサーフェスのみで構成されていると錯覚している学生に、世界はサブスタンス(実体を伴った物質)でできていることを五感で感じさせること、これが教室内では教えられない最も学んでもらいたいことの一つである。自らこの難題に挑戦することを選んだ学生2名が、築古の木造2階建てアパートの内装設計・デザイン・DIY施工をやり遂げた。デジタル空間のアーキテクトに奪われた自分の身体感覚を、自らの意志で取り戻すこと、それがこの卒業研究の真のテーマである。