人間科学部子ども教育学科主催「保育心理士国際シンポジウム」を開催しました

 11月1日(土)、本学にて人間科学部子ども教育学科主催「保育心理士国際シンポジウム」を開催しました。

 今回のシンポジウムでは「一人ひとりの子どもに必要な支援を考える」をテーマに、大邱大学(韓国)教授で韓国幼児特殊教育学会会長のペク・サンス氏と同大学教授で同学会理事のハン・ミンギョン氏を迎え、特別な支援が必要な子どもの保育について考えました。

 昨今、保育の質向上は世界共通の課題であり、保育・教育関係者の注目を集めています。保育の質向上には、構造やプロセスの質だけでなく、子どもが主観的に経験するウェルビーイングに着目する必要があり、特に質の高い保育から恩恵を受けるのは、特別な支援の必要な子どもであるといわれます。

 当日は、ペク氏による講演会「韓国の特別支援教育の現状と展望―幼児教育との連携を中心に―」を開催。韓国における幼児特殊教育が1900年代初頭にアメリカ人宣教師夫妻が設立した聾学校が始まりだったことに触れつつ、その希望と挑戦の歴史について話がありました。ペク氏は「本日共有した韓国の幼児特殊教育の歴史と情報により、日韓両国において、より発展した幼児特殊教システムを構築し、全ての幼児が幸せに成長できる社会を創り上げていきましょう」と語りました。

 その後、パネルディスカッションを開催。まず、ハン氏が自身の経験を交えながら、保育者養成における特別支援教育の必要性について語りました。次に、同学科阿部敬信教授牛島大典教授が、日本の乳幼児の特別支援教育の展望や保幼小連携について話題を提供。さらに、九州大谷短期大学准教授の宮地あゆみ氏が子どもの環境に関する研究を発表しました。

 また今回、シンポジウムの他、大邱大学と子ども教育学科の学生約12名が共同制作「海峡の光梁」を制作しました。これは、光と影の美を主題とした子どもたちの遊び環境に関する制作です(建築都市工学部住居・インテリア学科諫見 泰彦准教授との共同研究の一環)。韓国と日本の海に、虹のように友好の架け橋がかかることを願いながら制作しました。

 当日は学外から多くの参加があり、子どもに必要な支援を活発に議論できたシンポジウムとなりました。

【子ども教育学科】

 

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