伊良原ダムの竜のモニュメントをデザインしました

 

 芸術学部芸術表現学科ビジュアルデザイン学科の学生17人が、みやこ町(福岡県京都郡)の伊良いらはらダムの展望台に設置するモニュメントをデザインし、12月2日(日)、除幕式が行われました。

 今年3月に完成したダムを観光資源として生かそうと、みやこ町から依頼されたものです。

 水の守り神・竜をモチーフとした作品「寄り添う」は、高さ3.2m、幅2.5mの青みかげ石製の、ハートの形に体をくねらせた竜のデザインです。竜の背中はベンチになっており、ダム湖を背景に座ると竜に守られたイメージの写真が撮れるSNS映えも狙いました。

 また、町の公園に設置予定の作品「和」は、水の循環や人と人との輪をイメージした、高さ2m、幅1.7mの作品で、竜の頭がベンチになっており、人々に憩いの場を提供します。

 除幕式に参加した井上幸春町長は、「このモニュメントが町の観光名所になることを願っています」と話しました。

 プロジェクトメンバーの寺本幸弥さん(芸術学部芸術表現学科3年)は、「立体造形専攻ですが、今回、ビジュアルデザイン学科の学生と一緒に取り組むことで、平面的な考え方を突き詰めて立体造形に生かすという視点を得ることができました。“石”という半永久的な素材を使って完成した作品が、こうやって町の中に溶け込んでいくのを見ると、とても感無量です」と語りました。

【芸術学部】

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