古き良き香椎宮が現代的な映像演出で異空間に

 

 中秋の名月の9月13日(金)、香椎宮で行われた観月祭で、芸術学部ソーシャルデザイン学科の学生7人が、流れる水や散る杉の葉をイメージした映像を楼門や階段に投影し、ゆったりとした音楽に合わせて幻想的で荘厳な空間を演出しました。

 香椎宮のシンボルである「不老水」と「綾杉」をモチーフとしたこのビデオプロジェクションは、芸術学部が2016年から取り組んでいる「香椎宮プロジェクト」の一環です。

 指導に当たった岩田敦之准教授は、「香椎宮は天皇と皇后を祀っていることから、夫婦の愛や自然に対する愛をイメージした映像を制作し、来場者の絆が深まればと思いながら学生と共に演出しました」と語ります。

 リーダーで3年の木原慧士さとしさん(鶴崎工業高校)は、「来年の卒業研究のテーマに考えている日本舞踊の舞台演出に生かせそうです。今回のプロジェクトによって、投影による空間演出の手法など多くのことを学ぶことができました」と語りました。

【芸術学部】

 

芸術学部のトップページへ