「第32回公募2022日本ジュエリー展」優秀賞受賞!

  

 芸術学部生活環境デザイン学科4年の町浦歩夢あゆむさん(小林高校)が、「第32回公募2022日本ジュエリー展」において優秀賞を受賞しました。

 海外を含む296人が応募した670点の作品の中で受賞を果たした町浦さんの作品「Veil」は、単に身に着けるだけではなく音をエレメントとして用いた、直径3.5cmの銀製の“音をまとう”ジュエリーです。

 きらびやかさや見た目の存在感など視覚的な要素が優位性を持つ現代のジュエリー表現において、町浦さんは「人と共にあるジュエリー」という本来ジュエリーがあるべき姿を見つめ直そうと、“ジュエリーの原点回帰”をテーマにデザインを考え、身に着けることで“心に残る音”を奏でるジュエリーを考案。雪の結晶をイメージした3つの球状のデザインの中にそれぞれ異なる小さなボールを入れて、雪が舞う音色を合わせて違った音を奏でる、視覚と聴覚に訴えかける作品を完成させました。

 町浦さんは、「コンテンポラリージュエリーなどジュエリーの在り方が多様になった反面、“本当にあるべきジュエリーの姿とは”という課題に苦しみながら取り組んできました。“音をまとうことで完成するジュエリー”という革新的な提案ができたと自負しています」と受賞の喜びを語りました。

 町浦さんの作品は、6月8日(水)~13日(月)、東京都美術館で展示される予定です。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

【芸術学部】

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