福津市の新名産品を!学生がクラフトビールのラベルをデザイン

 芸術学部ビジュアルデザイン学科柴村毅彦研究室の学生が、福津市内のクラフトビール醸造所「GOLDEN BREWERY(ゴールデンブルワリー)」が醸造するクラフトビールのラベルデザインを行いました。

 同社は「地域の農産物を使ったクラフトビールを作って福津市を盛り上げたい」という思いで2023年に醸造所を立ち上げ、現在「ゴールデンエール」「ベルジャンホワイト」「HAZY IPA」の3種類のクラフトビールを醸造しています。今回、本学と包括連携協定を締結中の遠賀信用金庫の仲介で、同学科にボトル販売に必要なラベルデザインの依頼があり実現しました。

 学生は同社児玉代表から、醸造所立ち上げの経緯や今後の展望、商品の特徴などについて説明を受け同氏のフィードバックを受けながら3商品のラベルデザインを制作しました。福津市に古くから伝わる伝承などをデザインに取り入れ、商品に込められた想いを具現化。ボトルにライトをかざすと麦芽やフクロウの目が光る加工などの視覚的に楽しめる仕掛けも取り入れています。

 6月7日(金)に同社で行われた完成発表会で、学生はデザインに込めた想いを発表。同学科4年の下村明日香さん(福岡西陵高校)は「デザインの考案にあたって、まず実際に販売されているビールラベル研究から始めました。0から1を生み出すことは大変でしたが、これまでの自分が納得する作品作りとは違い、他者に認めてもらうための制作は実践として、とても良い経験になりました。ラベルデザインを手がけた商品が多くの方に手に取ってもらえ、福津を代表する一品として愛される商品になってくれたら嬉しいです」と述べました。

 同商品はすでに「GOLDEN BREWERY」店舗での販売がスタートしており、6月中旬よりインターネット販売も開始予定です。

【芸術学部】

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