地域の小学生と共に「香椎」の歴史や未来を描く!産学連携 ウォールアートプロジェクトに取り組みました

 芸術学部芸術表現学科の学生がイオン九州株式会社との産学連携で、地域の小学生と共に「香椎」の歴史や未来をデザインするウォールアートプロジェクトに取り組み、昨年6月にオープンしたイオンモール香椎浜の新棟「Kashii iina Terrace」ステージ裏に27枚のキャンバスからなる縦2.3m×幅7.3mのコラージュ作品を制作しました。

 「香椎の東西を結び、未来へ繋ぐ新たな交流空間」という新棟のコンセプトを踏まえ、香椎宮の伝統祭事や開発が進むアイランドシティの風景など「香椎」の歴史と未来を1つのアートで表現しています。

 学生は、香椎宮の歴史を学び、パブリックアートに関する近隣住民アンケートや香椎周辺の景観調査を実施。その結果、香椎の魅力である「自然」「風景」「歴史」をテーマに設定し、ベースデザインを制作しました。さらに、地域住民の想いを未来に繋げることを目的に、一般公募で集まった地域の小学生20名と共同で、作中に生命を象徴する「昆虫」と自然を表す「きのこ」を描きました。

 1月24日(金)には、関係者向けの完成発表会を開催。プロジェクトを担当したロバート・プラット教授は「『変化』のシンボルとして、地域の子どもたちと共同でプロジェクトに取り組みました。この作品は、プロジェクトに携わったメンバー個々の作品が織り交じっています。地域の方にこのダイナミックな作品を、日常の中で楽しんでもらえたら嬉しいです」と話し、2年の古川拓海さん(香椎高校)は「子どもたちとのワークショップは、最初は緊張しましたが、会話を重ね少しずつ打ち解けることができました。子どもたちの色使いや感性を尊重しながら一緒に制作を楽しみました。『誰かと一緒に制作をする』という新たな経験はとても新鮮でした」とプロジェクトを振り返りました。

 プラット教授による完成発表会概要説明資料はコチラ

【芸術表現学科/産学共創・研究推進本部】

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