地域共創学部地域づくり学科宗像優教授のゼミナールの学生13人が、10月21日(木)、「国際海岸クリーンアップ」の一環で、雁ノ巣海岸のゴミ調査を行いました。
「国際海岸クリーンアップ」は、アメリカの環境NGO「Ocean Conservancy」の呼びかけに応じて、毎年この時期に世界100カ国前後の国と地域で行われる海岸ゴミの調査で、宗像ゼミナールは2012年から雁ノ巣海岸で調査を続けています。
学生たちは1時間かけてゴミを集めた後、NGOが定めた45種類にゴミを分別し直し、種類毎の数を集計しました。
雁ノ巣海岸には川から流れてきたゴミが多く、今年の調査では、ペットボトルや食品の包装袋などのほか、新型コロナ感染症対策のマスクも確認されました。
参加した1年の近藤秀愛さん(鳥栖高校)は、「ゴミの種類を調査することで、海の汚染が私たちの生活と直結していることを実感できました。物を減らし、再利用できるものを選んで使っていくことの大切さを感じました」と話しました。
また、3年の池田怜央さん(武岡台高校)は、「清掃活動ですべてのゴミを取り除くことは不可能です。ゴミ箱に捨てることや使い捨ての物を選ばないなど、1人1人の意識の仕方で、海岸はきれいになると思います」と語りました。
調査の結果は、地球規模で深刻化する海洋漂着ゴミの対応策の検討などに役立てられます。
【地域共創学部】