
12月9日(火)、本学で九州電力株式会社福岡支店寄附講座において「朝倉市観光振興の提案」に関する報告会を実施しました。
同寄付講座では「朝倉市に若い観光客を誘客するためにはどうしたらよいか」をテーマに、地域共創学部地域づくり学科2年生9名が九州電力株式会社福岡支店、朝倉市商工観光課の担当者へ提案を行いました。
学生は3チームに分かれ、データ分析や現地調査を基に同市の強みを洗い出し、若者向けの観光プランを発表。謎解きゲームと観光スポットを組み合わせたバスツアー、季節に沿ったライトアップ・イルミネーションのほか、灯籠づくりなどの体験ができるナイトツーリズムなど、それぞれの切り口で観光プランを提案しました。発表後は表彰式が行われ、原鶴温泉などの認知度の高い観光地とSUP体験などのこれから認知度向上が期待できる観光資源を組み合わせた観光プランに加え、リピートを促すためのデジタルクーポン券をセットにした旅行パックを提案した「チーム未来」が優勝しました。
九州電力株式会社福岡支店企画・総務部地域共創グループ長の吉上あい氏は「私たちとは違う視点で指摘や提案を頂き、とても参考になりました」と述べ、朝倉市商工観光課係長の江藤克彦氏は「私たちは知ってもらい、調べてもらい、来てもらい、伝えてもらうという観光のサイクルをどのようにしていくかを考えていますが、学生のみなさんは観光の勉強のほかにも幅広い知識をつけていってください」と語りました。
優勝したチーム未来の北島陽暖さん(香椎高校)は「今ある観光資源を生かして実現可能かつ新しさのあるプランを考えるのに苦労しました」と述べ、小野山実郁さん(香椎高校)は「地域を見る時は、いろんな視点から見て考えることで、実効性や効果が見えてくると感じました」と語り、荒津莉子さん(小倉南高校)は「現地調査からプレゼンまで行う授業はあまりなかったので、良い経験になりました。社会に出てからもこの学びを生かしていきたいです」と感想を語りました。

【地域共創学部】




