地域共創学部地域づくり学科山下永子教授が執筆した「大学生向けリプロダクティブ・ヘルス&ライツ教育の検討 ―大学生意識調査に基づくSRHR教育ニーズへの対応として―」および、当該論文の基礎資料となったゼミ生によるアンケート調査と公開報告会、さらにダイバーシティ推進室による具体的な学生向け講座の実施や活動等の一連の活動が、NPO法⼈TGP(代表:東尾理子氏)主催「リプロダクティブヘルスアワード2024」の特別賞セクシュアル・ライツ賞※1を受賞しました。
学生自らが「リプロダクティブ・ヘルス&ライツ※2」に関心を持ち、ジェンダー平等や男女共同参画に関する大学生の意識調査・分析を行い、その結果を福岡県民企画事業の「あすばるフォーラム」に公開したこと、2023年度以降にリプロダクティブ・ヘルス&ライツ学修を大学として取り組んでいく道筋を作るなどの積極的な取り組みが評価されました。
山下教授は「学生たちのゼミ活動成果が大変素晴らしかったので『論文化し公表しないともったいない!』という思いをもと書き上げた論文です。『性と生殖の権利』を知り、自己決定していくことは、個々の人生においてとても大切なことだと思います。この論文で示した教育内容については、担当する授業で実践していきます」と話します。
※1セクシュアル・ライツ賞:自分の「性」を自分で決められる権利に関しての賞
※2リプロダクティブ・ヘルス&ライツ:性や子どもを産むことに関わるすべてにおいて、身体的にも精神的にも社会的にも本人の意思が尊重され、自分の身体に関することを自分自身で決められる権利のこと
【地域共創学部・ダイバーシティ推進室】