文具店の海外進出策を提案しました

教務部

   

 12月10日(木)、商学部経営・流通学科でマーケティングを学ぶ3年生22人が、九産大前の文具店「アイデアスイッチ」(福岡市東区香住ケ丘)に、海外展開のための販売促進策や情報発信策を提案しました。

 

 学生の利用も多く親しみやすいという理由から今回初めて連携した「アイデアスイッチ」は、暮らしを豊かにする国内外の文具を取り扱う個人店で、海外からのSNSへのアクセス数は増えているが問い合わせが少ないという店舗の現状を踏まえ、学生たちが解決策を検討。5チームに分かれ、製品・価格などの4P分析や強み・弱みを洗い出すSWOT分析を通して、国境を越えたオンラインショップの越境ECを活用した販売促進策を提案しました。さらに、SNSの活用や文具に特化したイベントへの参加、動画配信などの情報発信策についてもプレゼンテーションしました。

 

 来学した店主の野村もえみ氏からは、「マーケティングを通して当店の規模にあった施策を提案していただき、多くを学べました。この提案をもとにアイデアを広げて、準備している海外のサイトの展開方法を検討していきたい」と語りました。

 

 池田莉菜さん(熊本商業高校)は、「文具業界全体から個人店という規模に落とし込んで分析し、販売促進策を提案した点を評価していただけました。マーケティングは大企業を例に学ぶことが多いのですが、今回地元の個人店という規模で学びを深められたことは貴重な経験でした」と語りました。