
7月6日(月)、経済学部経済学科黒木 宏一准教授の担当科目「実践企画演習Ⅰ」において、株式会社トーホー(本社:神戸市)より鶴永りう氏(人事部)、北原光広氏(コーヒー部)、本学卒業生の西川政行氏(人事部)をゲストに、「食品商社のサステナビリティ SDGs講座-SDGs実現のために食を通じてできること-」と題した講演会を実施しました。
同講演では、まず鶴永氏より、業務用食品卸売業界の概要やトーホーグループの事業内容について説明がありました。続いて、J.C.Q.A.認定コーヒーインストラクター1級※1およびSCAJコーヒーマイスター※2の資格を持つ北原氏より、日本のコーヒーマーケットの動向やコーヒー生産を取り巻く現状、気候変動によるいわゆる「コーヒーの2050年問題」、フェアトレード商品の普及活動などについて、具体的な事例を交えながら紹介がありました。
また、企業活動とSDGsとの関係など、持続可能な社会の実現に向けて企業が果たす役割について理解を深める貴重な機会となりました。さらに、サステナブルな社会の実現には企業だけでなく消費者の行動も重要であることが示され、環境や社会、人権などに配慮した商品やサービスを選択する「エシカル消費※3」の考え方についても学びました。
当日は、同社が取り扱うフェアトレードコーヒーの試飲も実施。学生たちは商品を味わいながら、フェアトレードが生産者の生活向上や持続可能な生産活動の支援につながっていることを学びました。講演内容と商品体験を結び付けることで、サステナビリティやエシカル消費への理解をより深める機会となりました。
受講学生は、企業がどのように社会的課題の解決と事業活動の両立を図っているのかなど熱心に耳を傾けていました。講演後の質疑応答では、西川氏も加わり、学生たちがコーヒーを片手に質問する姿もあり、和やかな雰囲気で締めくくられました。
本講義では、3・4Qに地域課題の解決や地域活性化をテーマとしたイベント企画の立案に取り組む予定です。また、次年度開講予定の上級科目「実践企画演習Ⅱ」では、立案した企画の実施を予定しています。今回の講演を通じて学んだサステナビリティの視点や地域との連携の考え方、フェアトレード商品の普及活動、そしてエシカル消費※3の重要性は、今後の学修において重要なヒントとなることが期待されます。
※1 全日本コーヒー検定委員会が認定するコーヒーの基礎から専門知識、鑑定技術までの習得を証明する資格制度
※2 日本スペシャルティコーヒー協会が認定するプロフェッショナル向けの資格制度
※3 『倫理的な消費』のことで、社会的問題解決につながる消費をすること
【経済学部】




