
11月22日(土)、都市デザイン工学科の2年次科目「まちづくり学演習(指導員:山下三平教授、井口直氏)」の実地演習で、学生39名が門司港地区のリノベーション建築を見学し、調査内容を踏まえた課題図の作成・発表を行いました。
本学外授業は、地域の歴史や現状を調査・整理し、まちづくりの将来像の提案を目的に実施しています。
当日学生たちはまず、門司港レトロ地区つまり港周辺を訪ね、観光エリアの景観視察を行った後、福岡県で最古クラスの団地を自由にDIYできる「門司港団地」と、元遊郭がゲストハウスとなった「PORTO」を見学。「門司港団地」は築70年を超える古い団地で、月1万円で入居者が自由にDIYすることにより、再生につなげるユニークなチャレンジ拠点となっています。現地では、オーナーで有限会社吉浦ビル代表取締役の吉浦隆紀氏から同建物の運用を開始した経緯や利用状況などについて説明を受けました。「PORTO」ではリノベーション後の宿泊スペースを視察し、歴史的建造物の新しい活用法を学びました。
見学を終えた学生は、グループに分かれて現地踏査のまとめを行い課題図を作成。観光エリアと地域住民の高齢化や建築物の老朽化が進むエリアが混在する門司港地域で、どのようなまちづくりが必要か、「レンタル自転車の活用」や「地域コミュニティを巻き込んだ街づくり案」などの提案がありました。
今回の現地調査を踏まえて、引き続き課題に基づいた街づくりの将来計画を作成予定です。


【都市デザイン工学科】




