4月8日(火)、アビスパ福岡株式会社執行役員リージョナルイノベーション戦略部/業務サポート部の佐川諒氏が、人間科学部スポーツ健康科学科上野直彦教授が担当する「スポーツマネジメント論」の講義にゲストスピーカーとして登壇しました。なお、上野教授は2021年度よりアビスパ福岡のアドバイザーを務めています。
同講義では「スポーツ業界でのキャリア形成」をテーマに、佐川氏がどのようにスポーツ業界へ入ったのか経歴を辿りながら説明。新卒入社時の失敗や、別業種への就職を決めた理由、サッカークラブへのキャリアチェンジ、スポーツ業界で働く上で必要なスキルなどを解説しました。
講義後半には、クラブの仕事内容やアビスパ福岡の取り組みのひとつである「シャレン!※」について紹介。子ども向けのプログラミング教室や、海洋プラスチックごみ問題に関心を持ってもらうためのワークショップ実施などの活動内容を通じて、地域に根差したサッカークラブとして社会問題を解消するために活動する重要性を語りました。
佐川氏は「順風満帆に行かなかったとしても、しっかりと自身のキャリアを考えながら歩んでいけば、スポーツの仕事に就くことはできると思います。しかし、業界に入ることはあくまで通過点です。入った後に何を実現していきたいのかをしっかり考えてください」と語り「自分の強みを言語化できるようにスキルを磨き、夢の実現に向けて今何をすべきかセルフマネジメントできる人になってください」と学生にメッセージを贈りました。
※シャレン!:社会連携活動。JリーグやJクラブが、地域住民や企業・団体(営利・非営利問わず)、自治体、学校などと連携して社会課題や共有のテーマ(教育、ダイバーシティ、まちづくりなど)に取り組む活動。
【スポーツ健康科学科】