建築都市工学部住居・インテリア学科の香川治美研究室が取り組む「学生のアイデアを障がい者グループホーム実現に活かす」が令和7年度日本都市計画学会九州支部長賞を受賞しました。
本研究は、2021年から同研究室が、総合建設や福祉の企業と連携し取り組んでいる「福祉のまちづくり」に関する産学連携教育実践です。学生は、地理情報データを用いて、障がい者グループホームの立地評価と必要エリアの特定を行い、その結果を基に建設場所を決定し、建築物の設計・デザイン案・壁クロス案などの設計図書やプレゼンボードを作成。その後、協力企業との一般公開によるWEB投票コンペティションを行い、2023年夏に実際にグループホームが建設されました。
4月12日(土)に九州大学西新プラザ(福岡市早良区西新)で開催された同支部総会では、4年の森陽菜さん(筑前高校)と3年の前川佳人さん(福岡工業高校)が研究成果をポスターセッションで発表。これまでの取り組みを踏まえ、今後は、研究成果の妥当性を施設入居者や勤務者の行動から検証していくと説明しました。
森さんは「従来より福祉施設に興味があり、本取り組みに惹かれ香川研究室に所属しています。就職活動でも福祉施設に関わったことが大きなアピールポイントとなりました。卒業研究では、入居者の行動を把握し、これまでの研究成果の妥当性について検証を行います」とコメント。前川さんは「検証された妥当性を基に、動線に応じた設計計画の再検証を行っていきたい」と話しました。
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【住居・インテリア学科】