8月17日(土)、九州産業大学理工系3学部(理工学部・生命科学部・建築都市工学部)において、高校生や中学生を対象に、最新の科学技術の動向や、大学での学びの魅力を体験するイベント「サイエンス・テクノロジー・セミナー」を開催しました。
科学技術の面白さや重要性を感じるさまざまな体験型実験・実習を行いました。そのイベントの様子を一部ご紹介します。
生命科学部では、生命科学科米満宗明教授による「食品ロスについて考える~ユズ皮でアイスクリームをつくろう~」が行われました。
同イベントは、食品加工の現場で使用されている専門機器をとり揃えた本学の「食品加工プラント」で行われ、合計16名の高校生と保護者が参加しました。
通常、廃棄または家畜などの飼料となっているユズ果汁の絞りかすを包丁でカットすることからスタート。ユズ皮をより細かく刻むミンサーや石臼の原理で水を加えながらユズ皮をペースト化する磨砕機などの機器を、担当教員から説明を受け操作し、アイスクリームを製造。衛生管理などについて話を聞くとともに、実際に未利用資源を活用した食品製造を行う、フードサイエンス分野のモノづくりを体験しました。
同イベントに参加した高校生から「初めて見る機械に触れられて良い経験になった」「未利用食材を使って他にはどんな商品を開発したのか」など感想や質問が寄せられ、保護者からは「大学内にこんな専門施設があることを知り驚いた」などの声が聞かれました。
【生命科学部】