生徒の沈黙が英語教師に与える影響ウェルビーイング

生徒の沈黙が英語教師に与える影響ウェルビーイング

1. 貧困をなくそう 3. すべての人に健康と福祉を 4. 質の高い教育をみんなに 9. 産業と技術革新の基盤を作ろう

キーワード

  • 静寂、EFL、日本、教師のウェルビーイング

研究シーズの紹介

研究者は、動的システム理論、ブロンフェンブレンナー(1979)の生態システム理論、バーンランド(1970)のコミュニケーションの取引モデル、スピルトら(2011)の生徒行動心的表象モデルを、沈黙に対するFL教師の感情的反応を調査する枠組みとして用い、日本での大学の学期(98日間)を通して、オートエスノグラフィックな事象に基づくサンプリング調査を行った。イベント・ベース・サンプリングの方法論に従い、研究者は沈黙に対する感情的反応が起こった瞬間、あるいは瞬間に近い出来事を記録した。本研究の主な結果は以下の通りである:( 1)日本人ELLは、外国人FL教師から直接援助を受けることに不快感を抱いていること、(2)日本人ELLの沈黙に対する否定的な反応は、授業パターンの確立や崩壊に関連していること、(3)教師-生徒間のストレスが中期的に安定した後に、教師-教師の沈黙に関連するストレスが出現したこと、である。第3のテーマについては、抑圧的な表層行動と社会的支援の必要性が外国人FL教師のストレスに寄与していることが明らかになった。また、否定性バイアスも沈黙を解釈する際の影響因子であった。

Point

データ収集技術

  • 外国人FL教師は、日本語ELLの沈黙に対して、どのようなパターンや頻度で感情的な反応を経験するのだろうか。
  • このような沈黙の事例において、FL教師のストレスの性質はどのような要因に支配されているのか、また、これらの要因は時間の経過とともにどのように現れてくるのか。

期待される活用シーン

その他の研究テーマ

  • 教師のウェルビーイング
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