隈科学技術・文化振興会「文化芸術活動支援」助成AAに採択

 6月20日(金)、本学アート&デザイン研究センター児玉研究員が、公益財団法人隈科学技術・文化振興会「文化芸術部門研究助成活動」において最上位区分である「活動助成AA」に採択され、福岡市内で開催の贈呈式に出席しました。

 本助成制度は、福岡県や北部九州の文化芸術の振興を目的に、創造的かつ先駆的な活動を行う個人・団体に対して支援を行うもので、福岡県内の大学や研究機関、文化団体から多数の応募が寄せられました。その中で、児玉研究員の提案した「江口弘美アーカイブの構築プロジェクト」が、芸術的価値・社会的意義等の観点から高く評価され、活動助成AA(最上位区分)に採択されました。

 なお、同プロジェクトは、植物学者であり写真家でもあった江口氏の作品を保存、データベース化し福岡、九州の文化芸術資産として広く公開する取り組みです。

 贈呈式での活動紹介プレゼンテーションでは、江口氏の研究・創作活動の経緯や、今回の助成を通じて実現を目指すプロジェクトの構想について説明しました。
 児玉研究員は「このような名誉ある助成に採択いただき、大変光栄です。文化芸術の力が社会に与える影響を信じ、今後も地域や次世代とつながる活動を展開していきたいと考えています」と語りました。

 本学では、学術・芸術活動を通じて、地域社会や国際社会との連携を深めるとともに、文化の多様性と創造性を育む教育・研究環境の充実を目指しています。今回の採択は、その取り組みの一環として大きな成果であり、今後の展開にも大いに期待が寄せられます。

【産学共創・研究推進本部/アート&デザイン研究センター】

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