デザインの力で温浴施設を再生「オアシス篠栗再生プロジェクト」

 芸術学部および造形短期大学部の教員6 名と学生36 名が、篠栗町が運営する「オアシス篠栗」内の温浴施設をデザインの力で応援する「オアシス篠栗再生プロジェクト」に取り組みました。

 2000 年に開館した同施設はこれまで町民の健康増進やふれあい交流の場としての役割を担ってきました。一時、コロナ禍による営業休止や施設老朽化の課題等から温浴施設の存続が危ぶまれましたが、コミュニティの場や災害時の避難所としての利用を期待する町民の強い要望により、2023 年4 月に営業を再開しました。

 営業再開前の2023 年2 月、コロナ禍で離れた地域住民に再び足を運んでもらうため、篠栗町から本学に同施設の魅力発信の協力依頼があり、本プロジェクトが実現。オリジナルグッズや襖へのアート制作を行い、2024年1 月29 日(月)の浴室屋外の木材モニュメントの設置をもって、約1 年に渡る「オアシス篠栗再生プロジェクト」が完成しました。

 プロジェクトにも携わった小田部黃太短期大学部学長は「学生たちは、日頃キャンパスで学んでいる内容が、どのように社会貢献につながるのか身をもって体験できたと思います。学外アートプロジェクトをはじめ、今後も学外に学びを還元できる機会を増やしていきたいです」と語りました。

「オアシス篠栗再生プロジェクト」
① 脱衣場 ・・・ 「癒し・自然」をテーマに天井にインスタレーション作品を設置
② 看板・襖 ・・・ 空間環境改善を図るパブリックアート
③ 洗い場 ・・・ 地域産業の活性化を目的とした鏡広告のサンプル
④ グッズ ・・・ タオルやTシャツをはじめとする「オアシス篠栗限定グッズ」(25 種類) 
      若い世代をターゲットに「自然・アート」を感じれるロゴを作成 
⑤ 浴室屋外 ・・・ 活気ある地域や未来へつながりを表す木材モニュメント

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【造形短期大学部・芸術学部・産学連携支援室】

 

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