糟屋郡須恵町の高齢者の方々に遺影をプレゼントしました

 

 7月27日(土)・28日(日)の2日間、造形短期大学部の学生11人が、糟屋郡須恵町で高齢の方々を対象に遺影の撮影会を開催しました。

 この撮影会は、同短期大学部のシム・ウヒョン講師が、高齢者の孤独死などが増える中で、高齢者に社会との関わりを感じてもらうとともに、学生が高齢者問題を社会的課題として身近に捉えてもらおうと企画したもので、昨年同町や東区で試験的に実施したところ、何通もの感謝のお手紙を頂くなど反響が大きかったため、今年も実施することにしたものです。

 27日の会場、アザレアホール須恵には朝から多くの高齢者の方が訪れ、出来上がった25.4cm×30.5cmサイズの写真を手に、「こげんべっぴんさんに撮ってもろうて良かった」、「ちゃんとした写真を撮るのは何十年ぶり」と、笑顔で話の輪が広がりました。

 カメラマン志望で撮影を担当した1年生の横田晨花子ひみこさん(須恵高校)は、「その人の一番きれいな表情をいかに引き出すか、勉強になります」と、シム講師の指導にうなずきながら真剣にシャッターを切っていました。

 高齢者の輪に入って終始笑顔でメイクを担当した2年生の田中 光さん(延岡星雲高校)は、「皆さんが笑顔で写真を持ち帰る姿を見て、やりがいを感じました」と1日を振り返りました。

 撮影会は28日(日)も須恵町の2カ所で行われ、全部で110人の高齢者の方々が遺影を撮影しました。この催しは、10月に東区と古賀市で開催する予定です。

【造形短期大学部】

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